【アークナイツ】危機契約#10「塵還」ロビー曲 和訳と意味を考えてみる

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曲を通じて

曲の意味

“you”という存在によって戦うことを決意した人の曲であった.
歌詞は同じことの繰り返しが多いが,一体どのような関係なのだろうか.

「私」と「君」

この曲には「私」と「君」,そして「敵(奴ら)」が登場する.この構成は基本的には他の危機契約の曲と同じだなと思う.

さて,「私」は「君」という存在を手に入れたことで,戦うことを決意したような歌詞である.以前の戦いに怯えていた頃から成長したというわけだ.

つまり昔からの間柄ではなさそうだと思われる.ただ,それにしてもすごい心酔っぷりである.英語圏の人ってそんな簡単にangelとか使わなさそうなイメージがあったので,比喩にしても気持ちの大きさがすごいのでは……

また,歌っている人が女性なので,「私」は女性のような気もするが,歌詞的には男性目線のような気もする.この点については曲を聴いた人の考える余地といったところだろうか.

本編には登場する人物が元?

私の中では危機契約の曲は危機契約に挑戦しようとする,アークナイツ内では語られなかった人たちの物語と捉えている.

今回の「私」と「君」も,本編でこのような関係に近い人物がいない気がするのできっとそうなのではないだろうか.

行動を2人組でしているオペレーターもいなくはないが,じゃあなぜ危機契約#10でそのキャラクターをモチーフにしたのかという疑問もできてしまうだろう.

和訳について

今回は細々した点でポイントが多い.興味がある人,なんでこの和訳になったの?という疑問がある人向け.

Won’t bite my stubborn tongue no more

これはイディオムで,過去の記事でも何回か使っているものだ.今回のものに関してのみ言えば”stubborn”が付いているので意味合いが強まっている.

thunder with overdrive

後半の”overdrive”だが,過剰運転みたいな意味である.情景としては鳴りやむことのない大きな雷みたいなものかなと思った.

tasting the dirt

直訳は「土を味わう」であり,訳のとおり日本語でもかなり近い意味を持ったこと言葉がある.「苦汁を飲ませる」と迷ったが,今回は液体のイメージではないなと思い「苦渋を味わわせる」にした.

they don’t stand a chance

“stand a chance”がイディオム?的な部分.というのも意味はほぼそのままなで,「可能性,見込みがある」みたいな感じである.

They’re in the lion’s den

「ライオンの巣の中にいる」⇒「自分たちはエサである」で訳した.さらに意味を通すなら「あとは弄ばれるだけ」とかになるのだろうか.

イディオムではないっぽくてちょっと驚いたが,意味はそのままでも十二分に伝わるだろう.

I feel shivers run up my spine

こちらもそのままの「背筋に震えが走る」みたいな英文である.ただここで注意したのは,この英語でいう「震えが走る」は

(1)嬉しくて/興奮して 武者震いのようなもの

(2)恐怖で 背筋が凍る的な意味

の2択があることだ.そして今回の場合は,次ぐ歌詞から(1)の方であると予想ができる.

I get a rush

“rsuh”自体には「短時間で急に忙しくなる」みたいな意味がある.日本語だと「帰宅ラッシュ」みたいな使われ方をしている.

一応これにより「一気に忙しくなる」という意味もあるようだが,どちらかというと「(アドレナリン的な)興奮する,快感を得る」みたいな意味である.

映画の『ラッシュアワー』ってどっちなんだろう.

guardian angel

これは訳し方自体ではないが,何度も使われる語句なので補足説明する.

今回の訳では,そのままの「守護天使」という訳と「そばで見守ってくれる」を混在させている.

理由としては,何度も同じ語句が来て日本語にするとくどくなってしまうためである.意味としては調べたり自分がイメージしてい守護天使に近い言葉にしてる.

ここでいう「そばで」はあくまで精神的な距離であって物理的な距離の話ではない.

守護天使自体は,名前の通り一人ひとりに付いて悪から遠ざけ,善の道を歩ませる存在みたいな存在らしい.まぁ自動発動型のスタンドみたいなものだと捉えればよい(?)

編集後記的なもの

今回は危機契約#10「塵還」の曲を和訳して色々考えてみた.

個人的には育成が進んで頼れる仲間が増えたドクター(自分)とも照らし合わせてしまったりする.ちょうど危機契約も2桁目に入って歴の長いプレイヤーも増えてきたころだろうし.

その他 危機契約のまとめはこちら.

https://netriv-garage.net/category/arknights/cc/

このサイトの和訳記事では,和訳の正確さ」と「読者の考える余地に重きを置いています.
読者が正確に楽曲を捉え,理解を深めてもらえるよう,和訳にミスがあればぜひご連絡いただければ幸いです.

お読みいただきありがとうございました!

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