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【アークナイツ】『Boiling blood』を和訳して大盛り上がり間違いなし!

https://huggingface.co/のAIによる画像生成 アークナイツ
https://huggingface.co/のAIによる画像生成

はじめに

アークナイツはイベントごと,または主要なキャラクターに合わせてイメージソングが作られる.
どれもハイクオリティで楽曲の公開を楽しみにしているプレイヤーも少なくないだろう.

さて,今回和訳に挑戦した『Boiling blood』はロドスの頼れるエリートオペレーター,ブレイズをイメージした曲となっている.

熱く燃ゆる無言の血、激しい戦いは蒸気とともに去っていく。

真理を探求し、衝突を断ち切る。燃え尽きるまでひたすら前へ。

「Boiling Blood」は律動をひと繋ぎにし、強烈な個性と漲る熱量を結集する。この責任と極限から生まれるは逆転の火花。

どうかこの情熱があなたと共にありますように。

そうだな、今年の冬は、すこし暖かそうだ。

https://youtu.be/AwSiwlXtl5E
動画詳細より

※本和訳記事は,公式が発表しているガイドラインに基づき作成しております.不備等がございましたらお手数ですがお問合せページからご連絡をお願いいたします.

楽曲情報

作曲:Jason Walsh
作詞:Cristina Vee
歌 :Cristina Vee

リリース(日本):2020/07/08
登場作品:アークナイツ(Hypergryph · Yostar スマートフォン向けゲーム)

歌詞(和訳)

以下の和訳はサイト筆者が書いたものであり,公式からの情報ではないことにご注意ください.

We’re not gonna lose
(not gonna lose)
We’re not gonna give up this fight
(not gonna get us, get us, they’re not gonna get us, get us)

私たちは負けたりなんかしない
(負けないんだから)
諦めたりなんかしない
(捕まったりしないんだから)

We’ve nothing to lose
(nothing to lose)
I know it all ends here tonight
(tonight)
(not gonna get us, get us, they’re not gonna get us, get us)

失うモノなんて何もない
(何もないんだ)
この夜に決着するって分かってる
(この夜に)
(捕まったりしないんだから)

(Now is the time)
No I will not be deceived
(Taking what’s mine)
I wear my heart on my sleeve
(Nothing to lose)
I’ll give you all that you need
(Love is a bruise)
I’ll make our enemies bleed

(さぁ出番だ)
騙されやしないよ
(私は信条を貫く)
全てをさらけ出して
(何も失うモノなんてないんだから)
君が望むままに
(愛は弱みでもあって)
敵はを祭りにあげようか

We’ll fight until the world ends
We won’t be fated to pretend
We won’t give up no not again
(no not again)
Now all the world is here to see
Just how much faith you put in me
Our love is ash and memory
(ash and memory)

世界の終わりまで戦い抜くんだ
自分に正直に生きてやるんだから
もう二度と諦めたりなんかしない
(もう二度と)
何もかも一切合切が今ここにあるんだ
私のこと 君はどこまで信じてくれるかな
私たちの愛って灰と記憶なんだね
(灰と記憶)

考察的なもの

曲の意味

感染者という立場でありながらも自分の主張ははっきりと表現するブレイズの性格が表れた一曲であるといえる.

この部分については歌詞中からも違和感なく捉えることができるだろう.

一方で先に触れたように歌詞中に”Love”という単語が出てくるが一体これは誰に向けた”Love”なのだろうか……今回,ここでは結構思い切った考察を載せる.当然私見であり公式とは一切関係ないことに注意されたい.

ずばり私が思うに,この愛はドクターへ向けたものだろう.当然ドクター諸君はこう思うだろう.
「ブレイズにドクターへの恋愛感情なんてないよ!」
その通りだ.私もそう思う.
つまりこの違和感はこの曲がアークナイツの中でも初期に作られた故の設定の違いであると予想する.

では順に説明していく.

なぜドクターへの愛なのか.

これについては理由が簡単でほかに対象となり得る人物がいないからだ.

最初は,Aceさんやほかのエリートオペレーター?とも思ったが,ストーリーでの絡みが少ないキャラクターとの愛を中心にして歌にするとは考えにくい.

一方で,ブレイズは感情の表現が大きいタイプなのでアーミヤなどロドスのメンバーに対する「好き」という感情を”Love”と言っているのかなとも思ったが,そうすると最後の歌詞が合わなくなってしまう.

また,実装されているボイスにおいても以下のような匂わせなボイスがある.

もしドクターを寝室まで運ぶところを見られたら、誤解されちゃうかな?いっそこのまま寝かせておこうか……?

ブレイズ 放置時ボイス

公衆の面前で,誤解されるような距離感でドクターとブレイズは接しているのか……


なぜ初期に作られた故の違いなのか

これはこの曲が発表された時期に関係してくる.
この曲は日本でのリリースは2022だが,大陸では2019年の12月3日にリリースされている.
また,アークナイツ自体の配信は大陸版が2019年の5月である.

その差は半年とちょっとである.私は業界の人ではないので歌がどれくらいでできるのか分からない.
しかし委託をして,曲を作って,公開の準備を進めると,半年はいかないにしても時間はかかりそう.

和訳について

今回,以下の5点が和訳のポイントとなった.

Taking what’s mine

直訳すると「私のものを取る」になる.ここでいう「私のもの」が何かがポイントになる.
それによって”Take”の意味も変わってくるからだ.

教科書通りなら名詞の後に”what’s mine”が続くことで,それが私のものという意味になる.
一方,今回の場合その名詞がないため,広い意味を持っていると考えた.

つまり,「私」が持っているもの,例えばそれが経験だったり,考えだと思う.
それらが今のブレイズを形成して,「信条」になったと考えた.

Love is a bruise

直訳は「愛はアザである」だが,これだと意味が分からないので何かの例えだと思われる.
一応,その意味で訳してしまうと飛躍し過ぎてしまう気がしたので訳ではそのままにした.

そもそもアザというのは後天性のものなら打撲などによってできるものだ.
なのでアザは怪我を負った証=弱かった証とも捉えられないだろうか.

We won’t be fated to pretend

“be fated”で「運命付けられている」,”to pretend”で「偽るために」.

つまりそのままなら「偽るための運命ではない」になる.偽るためではないということは,正直でいるということなので,今回の訳のようになった.

Now all the world is here to see

“all the world”で「あらゆるものすべて」,”here to see”は「(誰かを)訪ねに来た」などの意味.

そしてここでいう誰かは”you”,つまりはドクターであろうと予想される.
意味的には「すべてのものが今君のためにある」みたいになりそうだが,歌詞でyouと明記されていないし,そこまで訳すると飛躍してしまうと思い,1ページ目のようにした.

Our love is ash and memory

ここが今回の和訳の最難関だろう.というのもこの言葉の使い方自体はイディオムでもなんでもないからだ.
つまり,その通り「私たちの愛は灰と記憶」なのだろう.

では愛が灰と記憶とは一体どういうことなのか.

イメージの話だが,灰は風に簡単に飛ばされて行ってしまいそうな儚さと,炎が燃え尽きた後の物事の終わりが持つ哀愁を感じさせる.

そしてまた,記憶というのは過去の話を思い出すものなので,過ぎ去ってしまった,しかし忘れがたいものを表現する言葉だと思う.

それらを合わせると,「私たちの愛は寂しいけど,もう過去のもの」という意味になるのではないだろうか.
ここでもブレイズがドクターにガチ恋しているような表現が出てきた.

編集後記的なもの

キャラが今となんか違うな……と思える,初期作らしい面白さのある一曲であった.
もちろん,曲としてスペード感がありテンションが上がるいい曲だ.

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ぜひお気に入りの一曲を探してみてほしい(記事が無かったらご連絡ください!作ります!).

このサイトの和訳記事では,和訳の正確さ」と「読者の考える余地に重きを置いています.
読者が正確に楽曲を捉え,理解を深めてもらえるよう,和訳にミスがあればぜひご連絡いただければ幸いです.

お読みいただきありがとうございました!

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